U-me

【活動報告】キャリア教育フォーラム in 妙高 登壇

2025年7月8日

■ 概要

日時:令和7年7月7日
会場:オンライン開催
対象:妙高市内中学生(参加生徒数:179名中36名)
登壇者:一般社団法人U-me 代表理事/助産師 望月里恵

■ はじめに

本年度も妙高市教育委員会のご依頼を受け、オンラインにて中学生向けに当法人代表理事・望月が講演を実施いたしました。「キャリア教育フォーラム in 妙高」は今年で10回目の開催を迎える取組みです。望月はコロナ禍以降、オンラインで登壇させていただき、今回が4回目となります。

本フォーラムは、子どもたちが社会人としての意識や進路を主体的に考えることを目的に開催され、毎年多様な職種の大人たちが講師として参加しています。妙高市は新潟県の方針に先んじて、起業家的マインドを育むキャリア教育を進めており、今回もその一環として登壇が実現しました。

■ 講演内容の概要

望月からは、自身のキャリアを紹介しながら、助産師という仕事のやりがいや社会的役割、育児の課題や支援のあり方について、統計も交えてお話しさせていただきました。事前に寄せられた生徒からの15の質問に沿って、助産師を志した理由やU-me-cafe立ち上げの背景、育児支援の現場での気づき、そして夢に近づくためのマインドについても、具体的にお話ししました。

あわせて、生み育てにおける愛着の重要性や、育児を「大変」にしないための視点、自分を大切にすることが他者への思いやりにつながるという考え方についても、エビデンスや実体験を元にお伝えしました。

■ 学生さんからの反応

参加された学生さんからは以下のような感想が寄せられました(一部抜粋):

  • 「愛情の大切さがすごい分かりました。少し思い出してみると、私は周りの人から毎日とてもたくさん愛されていたんだと改めて分かりました。」
  • 「育児を大変にしないで自分の事も大切にする事で人のお世話など出来るから1人で抱え込まないで子どもに愛情表現などをした方が良いと思いました。」
  • 「夢に向かって「なる」「なれる」と決めると自分の心が軽くなることがわかりました。辛いことがあったらまずは自分を大切にすることを大切にしたいです。」
  • 「仕事も楽しくやれば大変にならないし、自分を大切にしないと他の人も大切にできないという考え方が、これからの生き方にとても役に立つと思いました。」
  • 「助産師の仕事や育児は大変なことだと思っていたけど、そんなに大変だと思わなくてもいい。まず、相手の前に自分を大切にすることが大切ということが分かりました。」
  • 「助産師は、医師みたいな職業なのではなく、親の相談を受け入れたり、生活を助けたり、医師とは違う内容を持っていると知りました。自分は、振り返ると自分を見つめる時間がなかったなと感じました。この機会で見つめられたらいいです。」
  • 「はじめに、愛のことについて教えていただきました。赤ちゃんに愛情を注いであげられないと、赤ちゃんの心と体が正しく成長できないことに驚きました。愛には、とても素敵な力があるんだと知ることができました。先日、洋服屋さんに行ったとき、泣いている子供と怒って自分の服を見に行ってしまっている親子を見かけました。その時は、失礼だけれど、「ひどいな」と思いました。ですが、今日、望月さんのお話を聞いて、お母さんも子供も自分を満たすことができていないのかなと思い、少し寂しくなりました。助産師の仕事を通して、愛や命という、言葉や理論では説明できないものに触れられることは、すごく素敵だなと思いました。助産師の仕事に興味が湧いたので、自分でも調べてみたいです。仕事でも、なんでも「楽しむ」ということを忘れずに生活したいです。この講座を一生忘れずにしたいです。」

■ おわりに

今回の講演を通して、命や育児、そして「自分を大切にすること」の大切さが、少なからず学生の皆さんに伝わったことを実感しました。講師として登壇するたびに、学生さんたちのまっすぐな反応に勇気をいただいています。今後も引き続き、若い世代との関わりを大切にしていきたいと思います。

本機会をいただきました妙高市教育委員会の皆さま、そして株式会社shabell様をはじめとする関係者の皆さまに深く感謝申し上げます。

一般社団法人U-me
代表理事 望月里恵

Latest News